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第5回ボケ職人ブログリレー小説【最終話】




西暦2070年12月13日




東京スペースタワー

2012年に開業した東京スカイツリー(634m)に代わり、

2066年に開業した、高さ931mの電波塔である。

そして、高さ750mの位置にある、特別展望台へとやって来た。




ぷれじ「やはり、ここにいたか・・・」


日輪井「来たか・・・ぷれじ」


ぷれじ「世界一の高さの電波塔。電波ジャックをするのに、ここ以上

   適した場所は無いからな」



日輪井「ふん、それで?何しに来た?」



ぷれじ「決まっているだろう、お前を止めに来たんだ!!」







最終話  『決着』







日輪井「お互い・・・歳をとったな」



ぷれじ「当然だ。あれから60年近くたってるんだ」



日輪井「あの頃は良かった。お前が総理で、俺が文部科学大臣で」



ぷれじ「ああ、熱い時代だったな」



日輪井「俺たちが!今のこの時代を築いたんだ!!俺たちの手で!!

   死に物狂いで走り回って!!俺たちがこの国を大きくしたんだ!!」



ぷれじ「愛国心はあるようだな。なら、なぜこんな事をする?」



日輪井「なぜ?決まっている!愛しているからさ!この国を!!

  俺たちの血と汗と涙と精液によって成長させたこの国を

  愛しているからだ!!」



ぷれじ「だが、お前のしている事はテロだ!!」



日輪井「テロ?違うね!これは浄化だ!!今の若造どもが世界を

  腐らせている!!俺たちが必死に作り上げた国を!世界を!

  それが許せんのだ!!!」



ぷれじ「それでマッピーも・・・」



日輪井「奴も俺と同じ理想を抱いていた。役に立ってくれたよ」



ぷれじ「ふざけるな!その理想とやらで、何人が犠牲になったと

  思っているんだ!!」



日輪井「犠牲?いいや、彼らは犠牲になったのでは無い。

  『礎(いしずえ)』となったのだ。私の作る新たな時代のな!

  ははははははははははは!!!!」






日輪井の左手の中で、スイッチが「カチッ」と音をたてる。

と同時に、展望台の一部が爆発し、大きな穴があいた。

地上750mの高さである。内外の気圧差により、強風が吹き荒れる。

2人は近くにあった手すりにしがみついた。

穴の外を見ると、一機のヘリが近づいていた。

おそらく日輪井の手下が操縦しているのであろう。

目的を達成したあと、あれに乗って逃亡する気だ。





日輪井「さぁ、お前も来い!ぷれじ元首相!!私はお前の事は

  認めている!!昔のように、私達で世の中を正そう!

  西暦に代わり、私たちの『性暦』を作るのだ!!」




ぷれじ「・・・そうだ。若い頃、俺たちが、今の時代を作った」



日輪井「そうだ!!俺たちが必死になって!死に物狂いで作った!!

   それを、今の無知な若造どもに任せられるものか!!なぁ!?」




ぷれじ「そうだな。毎日、死に物狂いだった」








自分の意見に同調するぷれじを見て、日輪井は目を輝かせた。

だが・・・





ぷれじ「お前の言う通り、俺たちが今の時代を作った。必死に、

  死に物狂いで。・・・あの当時、無知な若造だった俺たちがな」



日輪井「何を・・・言っている?」



ぷれじ「ならば今のこの時代も!無知な若造たちが死に物狂いで

  作るだろうさ!!出番の終わった役者は舞台を降りるのが

  スジってもんだ!!」



日輪井「裏スジだとぉ!!」






ぷれじは走った!日輪井めがけて!!

そして爆発によって開いた穴の方向へ、日輪井に体当たりした!!





日輪井「ばっ、お、落ちるうううううう!!!」



ぷれじ「安心しろ、昔のよしみだ、一緒にイってやる」





2人の体は750mの高さから落下を開始した。





日輪井「こ、こんなはずじゃ・・・」



ぷれじ「2人であの世で楽しくやろうや!」



日輪井「ぷれじ・・・すまん」



ぷれじ「・・・ん?・・・あっ!」



日輪井「どうした?」



ぷれじ「そういえば俺、パラシュート装備してたんだった!」



日輪井「どうりで年齢のわりに体がガッチリしてると思ったら!」



ぷれじ「そんなわけで、バイバーイ!日輪ー井ーーー!!!」






ぷれじの背からパラシュートが開き、ぷれじの体のみ

落下運動を停止させる。

そして、日輪井の体だけが落ちてゆく。




日輪井「ずりーーーぞーー・・・・・」







数日後



日輪井の書斎から、今回の計画について書かれた書類が見つかった。

最初のほうのページは色褪せてボロボロになっている。

つまり、それだけ長い年月をかけてきた計画だったのである。




ぷれじは目を閉じる。



この何十年もの間に起こった出来事。

犠牲になった仲間たち。

不思議な能力をもった敵たち。

そういったいくつもの記憶が思い出される。








「みんな・・・安らかに眠れ。仇はとったぞ」






そして老人は、書斎に花束を置き、去っていった。





代わりに『エロレボリューション計画』と書かれた書類をもって・・・












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